こんにちは。第4回目のブックレポートを書いていきたいと思います。今月は小宮一慶氏の「あたりまえのことを バカになって ちゃんとやる」です。

発売された当時も話題になっていましたし個人的にタイトルに「バカになって」という表現がとても印象的で気になっていた本でしたが、これまで読めていなかったので今月の図書としてこちらを選びました。

読み終えての感想ですが、「目標・目的を持つこと」「アウトプットを意識したインプットをすること」「時間の掛け方を間違えないこと」という著者の教えが心に響きました。

特に心に残ったところと自分が感じたことをピックアップしていきたいと思います!

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自分にしかできないところまで、仕事の質を高められるかどうか。そこが肝心なのです。

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この一文はとても考えさせられる一文でした。

理由は今のところ、自分にしかできない仕事がないと思っているからです。これまでのキャリア的にも専門性を身につける必要がないと思ってきましたし、その状態で今まできてしまっているのですが、改めて「『自分にしかできない仕事は?」と考えた時、それがないと気づき、そのことに虚しさや寂しさを感じました。

また著者は

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休みの日を勉強に使っている。せいぜい数時間だが、それが10年、20年と積み重なると自分でも驚くほど、力がついてくる。時間には限りがあるので、時間のかけ方を間違えないこと

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といっていますが、以前、航空会社で勤務していた時、社労士の勉強をしていた時のことを思い出しました。 航空業界で得た専門知識は一般的には活かすことができないと考えていたので、何か資格を取ろうと勉強をしていたことがあります。しかし時期的にも年齢的にも社内資格の勉強の方が優先度が高く、時差を伴う不規則な生活の中、続けられなくなりました。

今思えば、著書のように一日数時間の積み重ねでよかったのに、受験生のように「できるだけの時間をかけないといけない」と思っていましたし、「早く資格を取りたい」という焦りもあり、スケジュール的にもメンタル的にも持たなかったのだと思います。さらに「何かやらなければ!」という焦る気持ちから本当に興味のある分野ではなく「社労士」を選んだことも続かなかった要因だと思います。(今はむしろ社労士の知識が欲しいと思います)まさに時間の掛け方を間違えていました

その後キャリアとライフステージに変化があってからは「家事と育児」「疲労」を言い訳にして勉強することを後回しにしてしまっているのですが、まずは自分の興味ある分野から1日数時間勉強してみようと思います。

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どこかに行こうと思わなければただの散歩のようにぶらぶら歩いて、どこに着いたかわからないうちに、やがて死にいたります。だから目的や目標を持つことが大事なのです。

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この文章を読んで私は同僚を思い浮かべました。

私自身、人生においての目標や目的を持って生きているつもりですし、仕事においても同じです。しかし、気がつけば、ぶらぶらと散歩をしてしまうタイプの人間だと思います。一方で、私の同僚は常にしっかりと目標や目的意識を持って行動するタイプだと思います。同僚は目標を達成するために何をするべきか、今自分がやることは何であるのか、としっかり考えて行動されているように思います。日頃から彼女の仕事ぶりに感心していますし、そういった意識や考え方、行動を身近でみていて、とても良い影響を受けていますし、多くのことを学ばせてもらえています。私自身も「何のための目標なのか」「どうすれば目標を達成することができるのか」「自分のやるべきことは何か」を意識して仕事に臨むようになったのも彼女のおかげだと思います。ただ、著者の言うように