こんにちは!笠原です。今月もブックレポートを書いていきたいと思います!
今月は「新1分間マネジャー——部下を成長させる3つの秘訣」です。
先月読んだ「チーズはどこへ消えた?」の著者スペンサー・ジョンソン氏の別の本が読みたくなり、今月はこちらを選びました。
本書では「1分間目標」「1分間賞賛」「1分間修正」の3つのマネジメント手法が紹介されています。 読み終えてみて、この考え方はビジネスでのマネジメントだけではなくセルフマネジメントや家庭でも活用できると思いました。 それでは印象に残ったところを書いていきたいと思います!
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部下が正しいやり方をしているところを見つけよう*
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マネジメントする立場にあると、どうしても「出来ていない部分」に目がいきがちで、そこを指摘・修正することに意識が偏ってしまうと思います。自分自身もミスを減らす努力をしているものの完璧にいくことはありません。そんな時「ここはうまく出来ている」と認められると、素直にやる気が上がります。 また、「1分間修正」の中で
人格を否定せず、行動や結果にフォーカスすること
について書かれていましたが、この視点は子供との向き合い方の中でも意識している点でした。普段子供達と向き合う中で「あなたが悪い人間なのではなくて、あなたのやってしまったことがいけなかった」と相手の言動、行動に対して、伝えることを意識しているのですが、本書を読んで、改めて人格ではなく、行動に注目する姿勢は、子供との関係においても信頼関係を築いていく上で大切だと感じました。
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私が新卒入社した会社でマネジメントにあたっているとき、後輩や周りの同僚たちがそれぞれ、個人が最高のパフォーマンスができるような環境作りを意識していました。「あなたの判断が良かった」「お客様への接し方がとても勉強になったし私も真似したいと思った」「あなたのおかげで最高のチームワークで無事に1日を終えられた」というふうに、存在への感謝と個々のパフォーマンスに対してのポジティブな声がけは意識していたと思います。 しかし後輩や習熟中の同僚と一緒に具体的な「目標」を定めたり、目標を「振り返る」という成長を促す関わり方は出来ていなかったな、と反省しました。ただ楽しく働ける環境作りを意識していただけで、当時関わった後輩たちの力になれていなかったのではないかと自問しました。
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自分の行動を管理する”人間”で決まるのだ*
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この言葉は特に強く印象に残りました。そしてこれはセルフマネジメントにおいて重要だと思いました。人は誰しもミスを犯してしまうものと思いますが、そのミスをどう捉え、その後どのように修正していくかが人としての”価値”につながるのだと感じました。私自身、完璧ではないので、「自身の行動を振り返り、修正をし、前に進む」ということを意識していきたいと思います。
今現在はマネジメントする立場にはいませんが、今後、惣助でマネジメントを担う立場になった際には、この「新1分間マネジメント」の考え方を実践に活かし、人が育つマネジメントを意識していきたいと思います。